2017年4月13日木曜日

170413 竹中工務店 1億5,000万円申告漏れで追徴課税


竹中工務店が約15,000万円の申告漏れを指摘され、約4,900万円を追徴課税されていたとのことです。公表されている内訳は以下2点です。


1点目は、私的流用を原因とする約4,600万円の申告漏れです。元社員が協力会社に工事代金を水増請求させ、私的流用していたことが所得隠しにあたる(故意に所得を圧縮した)と認定された模様です。
2点目は、本来計上すべき決算期と異なる時期に工事の収益を計上した経理ミスなどによる、約1400万円の申告漏れです。
 
1点目は元社員の不祥事に起因するものであり、会社が被害者となった側面があります。しかしながら、2点目の経理ミスは事務処理能力不足に起因するものと思われます。建設業界全体が繁忙期を迎えるなか、同社の事務処理能力に限界が来ていたのでしょうか。他社でも同様の事態が起こらぬよう、注意が必要です。


参考記事:
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170413/k10010946651000.html

0 件のコメント:

コメントを投稿