2017年4月24日月曜日

170424 大林組技術研究所で出火騒動


本日13時頃、大林組技術研究所(東京都清瀬市下清戸4丁目)で出火騒動がありました。警視庁東村山署によると、実験棟で充電中のリチウムイオン電池から発火し、白煙が上がったとのこと。東京消防庁の消防車が30台以上出動し、約3時間半後にほぼ消し止められ、けが人はいませんでした。


リチウムイオン電池は水に触れあうと発火する可能性があることから、慎重な消火活動が行われた模様です。だから消火まで3時間半もかかったのですね。


東村山署によると、発火したのはフォークリフトやロボットに使う電池だったとのこと。けが人が出なかったのは何よりです。


参考記事:
http://www.sanspo.com/geino/news/20170424/tro17042414140006-n1.html
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3037182.html

2017年4月13日木曜日

170413 竹中工務店 1億5,000万円申告漏れで追徴課税


竹中工務店が約15,000万円の申告漏れを指摘され、約4,900万円を追徴課税されていたとのことです。公表されている内訳は以下2点です。


1点目は、私的流用を原因とする約4,600万円の申告漏れです。元社員が協力会社に工事代金を水増請求させ、私的流用していたことが所得隠しにあたる(故意に所得を圧縮した)と認定された模様です。
2点目は、本来計上すべき決算期と異なる時期に工事の収益を計上した経理ミスなどによる、約1400万円の申告漏れです。
 
1点目は元社員の不祥事に起因するものであり、会社が被害者となった側面があります。しかしながら、2点目の経理ミスは事務処理能力不足に起因するものと思われます。建設業界全体が繁忙期を迎えるなか、同社の事務処理能力に限界が来ていたのでしょうか。他社でも同様の事態が起こらぬよう、注意が必要です。


参考記事:
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170413/k10010946651000.html

2017年4月5日水曜日

170405 農地の震災復旧で談合疑い‐ゼネコン十数社に立ち入り

農林水産省東北農政局が発注した東日本大震災の復旧工事などをめぐり、談合した疑いが強まったとして、公正取引委員会は4日、独禁法違反(不当な取引制限)の疑いで、鹿島建設や大林組などゼネコン十数社を立ち入り検査しました。


ほかに立ち入り検査を受けたのは、前田建設工業や東急建設、戸田建設、熊谷組、西松建設、奥村組、飛島建設、フジタ、青木あすなろ建設、りんかい日産建設など。各社は東日本大震災で被災した農地や水路を復旧する土木工事などをめぐり、事前に受注予定者を決めるなどしていた疑いが持たれているとのことです。


東日本大震災に関わる談合疑惑。道路舗装業界にとどまるかと思っていましたが、総合建設業界にも波及していた模様です。震災のドタバタ状況のなか、談合を許す風潮ができてしまっていたのでしょうか。調査結果に注目です。


参考記事:
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG04H5N_U7A400C1000000/
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017040400667&g=soc